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「9条世界会議」 千葉幕張メッセ
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    「9条」の精神こそ世界平和実現の礎(いしずえ)〜千葉・幕張メッセで7000人による「9条世界会議」〜
    宮沢さかえ2008/05/08 さんの報告

    憲法記念日の翌日、千葉の「幕張メッセ」で「『9条』世界会議」が開かれた。大勢の参加者が詰めかけ、高い関心が示された。会合の基調演説では、北アイルランドでの30年に及ぶ長期の紛争解決に役立ったのは、軍事力ではなく対話だった、という指摘や、「9条」と同じ精神を持った国々が幾つも出現しており、「9条」は孤立していない、などと報告された。

    マイレッド・コリガン・マグワイアさん。1976年ノーベル平和賞受賞者。対話だけが問題解決の手段
     開会の言葉は、吉岡達也さん(「9条世界会議」日本実行委員会共同代表)。吉岡さんは、こう語りました。

     「単に日本人でなく、アジアの全ての戦争の犠牲になった人たち、植民地支配の犠牲になった人たち、その人たちの命が結集されて生まれたのがこの『9条』なのではないかと思います。
     私は、世界中で『9条』の話をしてきましたが、この『9条』が持っている精神(戦争を本当になくす、軍隊をなくす)は今、世界中のほとんどの人たちが望んでいる気持ちであり、願いです。
     特に戦争で傷ついている人たちは、一刻も早く戦争をなくし、軍隊をなくす国が作れないかと本当に願っています。

     武力で平和はつくれない。かつての戦争で亡くなった方ではなく、今イラクで亡くなっている人の命は『9条』と直結している。『9条』を生かし、守って戦争のない世界を作る。それが『9条』です」と。

     
    続いて行われた基調報告の1人目として登場したのは、★マイレッド・コリガン・マグワイアさん(北アイルランド/ピースピープル)です。マグワイアさんは、次のように述べました。

     「日本の平和憲法の核心は前文と『9条』にあります。このことは常に人々を勇気づけて来ました。60年間、東アジアの平和に貢献し、世界の人々に希望を与え続けてきました。

     しかし一方で、日本の政府の中にも日本社会の中にも、平和的な政策を損なおうとして、平和憲法と『9条』を放棄してしまおうと考えている動きがあることについて、多くの人が憂慮の念を持っています。

     全ての人々、とりわけ戦争で最大の代価を払わされる存在である女性と若者たちは、アメリカ帝国による戦争継続のドクトリンと、いま議論になっている日本の再軍備化を断固として拒否するために手を携えていかなければなりません。

     私たちは、核兵器と戦争を廃止するために闘うだけでなく、あらゆる形態の暴力に対しても闘いを挑んでいかなければなりません。その端緒として、私たちの心の中から武装解除を始めていく必要があります。それをするためには、偏見と憎悪の気持ちを捨て、心の中を愛情と思いやりで満たし、非暴力の軍隊を築いていく必要があります。

     日本の広島・長崎という核によるホロコーストを、その悲しみを決して忘れてはなりません。いつの日か、アメリカ政府が原子爆弾の投下をしたことに対して、日本のみなさんに謝罪することを強く期待します。

     さらには、日本が平和憲法をないがしろにするようなことがあれば、それは被爆者に対する重大な侮辱であると私は信じます。

     私は、全ての紛争当事者、反政府グループのリーダーも含めた当事者を包含した対話こそが、世界で今も続く紛争の多くに回答をもたらす真実の、唯一の方向であると信じています。
     イギリス政府は、アイルランド共和国軍の代表と対話を行い、ロイヤリスト武装グループとも対話を行うことによって停戦・平和協定を北アイルランドに実現する手助けをすることができました。

     日本は、周りに対して行った過去の行為を謝罪しなければいけません。
     そして、近隣の韓国、朝鮮民主主義人民共和国、中国、ロシアとの和解の道を歩んでいく必要があります。敬意をもって相手の主張に耳を傾け、対話を重ねることによって相手の地域において直面しているさまざまな問題に関してアジアの近隣諸国同士、解決策に到達することは可能だと思います。

     民衆、市民こそが平和を創ることができます。古い敵意と障壁を取り除き、痛みを訴ええる人たちから許しを願うことです。許しこそ平和の鍵です。

     北アイルランドで私が作ったピースピープルが1976年に誕生したとき、私たちは軍事力や民兵組織だけで民族的・政治的問題を解決することはできない、という確信を抱きました。暴力的手法は機能せず、対話のみが機能することを、私たちは経験で学びました。

     古い対立意識や憎悪を脇に置き、友人を作る作業を始めました。私たちは簡単な解決策はないということを、経験から学ぶことができました。

     互いに殺し合わない道を選ぶこと、人権と人間の尊厳を守る道を選ぶこと、さらには元は敵であった人との友情と協力信頼の絆を築く道を選ぶこと。これらは簡単なことではありません。しかしながら、成し遂げなければならないのです。

     私たちは、それらを北アイルランドで実証することができました。すなわち、平和を創ることは可能だということ。それこそが人権であるということ。私たちは、北アイルランドが1つのモデルになることを期待しています。

     2007年に、ノーベル平和賞の受賞者たちが共に集い、制定した『暴力なき平和のための憲章』の精神は、第13原則に定められています。『公正で、人が殺されることのない世界、誰もが殺されることのない権利を享受し、誰もが人を殺してはならない責任を全うできる世界を築くために協力しよう』と謳っています。このヴィジョンを実現することは可能です。ぜひこれを実現していきたいと思います。(日本語で)ありがとう

    ★コーラ・ワイスさん。国際平和ビューロー(1910年ノーベル平和賞受賞 アメリカ/ハーグ平和アピール代表)です。その内容を、以下に記します。

     『9条』を守ろうとされているみなさんは、世界中で1人ぼっちではありません。コスタリカ憲法の第12条も、軍隊の常設を禁じています。
     パナマの憲法でも軍隊の排除を謳っています。
     そして、ボリビアでも戦争を放棄して軍隊を拒否する新憲法をめぐって、

    『空軍は鳥で十分、陸軍はアリで十分、海軍は魚で十分』とあるのです。コスタリカでは1人の青年が国の政策を変えたことがあります。コスタリカがイラク戦争を支持したことが憲法に反するとして、たった24才の法学部生が政府を訴えたのです。青年たちは勝ち、コスタリカ政府はイラク戦争を支持する国のリストから名前を外しました。

     たった1人の若者が、国の歴史を変えたのです。1人の若者がここまでできたのです。私たち1人ひとり、ここにいる1人ひとりも違いを生み出せるはずです。

     ところで、名古屋高裁で『第9条』を尊重する判決が出ましたね。素晴らしいことです。アメリカ、日本その他の国が自衛という言葉を拡大解釈し続け、国連憲章を曲解し続けるならば、平和な国際秩序は作れません。国の安全保障という幻想のために、国連憲章や何よりも『9条』の目的を拡大解釈してはならないのです。

     人類は女性の参政権を禁止する法律、そして奴隷制、植民地なども廃止してきました。ある時代に大変尊重された制度でも、それを廃止するというのは無理ではありません。過去にもありました。これからも可能です。世界は変えられるのです。

     戦争は命の問題です。私たちは息子や娘を戦場に送り、殺し殺されることを要求されるのです。死傷する人たちの大半は、罪のない市民です。生涯苦しむ負傷を負う人も大変多くいます。そして、輸送機を出すことも戦争への立派な貢献です。戦争をなくしましょう。

     戦争は環境の問題です。戦争は破壊で、破壊は環境への最大の罪です。気候変動と地球温暖化という暴力も加わっています。もしみなさんが環境が大切だと思うなら、『憲法9条』を守り、戦争を防ぐキャンペーンにも加わってください。戦争をなくしましょう。

     戦争はジェンダーの問題です。開戦の決定を下すとき、女性は大抵、話し合いのテーブルにいません。しかし、戦争で殺され負傷し、レイプされ、難民になる多くが、女性と子どもです。女性・平和・安全保障に関する国連安保理決議1325には、『人類の命運がかかった大きな決定の場には、必ず女性も入れなくてはならない』と規定されています。日本の女性が兵士にレイプされないように、外国の基地を全て、立ち退かさなくてはなりません。戦争をなくしましょう。

     戦争は経済と開発の問題です。世界では軍事費に毎年合計1兆ドルも費やしていて、さらに、アフガニスタンとイラクの戦費で3兆ドルも費やしました。貴重な財源なのに、犯罪的な配分ミスです。軍事費が、聖なる牛のように特別扱いされるのを止めましょう。軍事費もしっかり削るべきです。保健医療費と教育費の合計よりも軍事費が多い国があってはならないのです。戦争をなくしましょう。

     戦争は、法律の問題です。国連憲章は、全ての国が批准し尊重すると合意しました。この憲章は、そもそも戦争を予防するために作られました。9条も日本国憲法の重要な柱です。これもれっきとした、きっちりとした法律です。この国の法律なのです。戦争をなくしましょう。
     
     戦争は若者の問題です。戦場に駆りだされているのは、仕事を覚え始めたばかりの若者、結婚して家庭をスタートさせたばかりの若者、未来の担い手となるはずの若者です。戦争をなくしましょう。

     ここで、行動計画を考えてみましょう。みんなで『9条』の大使=アンバサダーになりませんか?ここにいる1人ひとりが、1つずつ将来のために何かしましょう。ここにいる1人ひとりの力が合わさったら、どんな力が集まるか想像してみてください。私の提案なのですが、インターネットその他でどこかの国の国会議員かNGOを選んでみてください。そことメールの交換をしてみてはいかがでしょうか。そして、その国でも『9条』のような憲法を採択するように説得してみてください。

     地方公共団体に、不戦の条項を入れた条例を働きかけるのも良いでしょう。政策は、政府や元首だけのものではありません。草の根の声が大きければ大きいほど良いのです。平和はDNAで遺伝するものではありません。すべての学校はもちろん、学校外の教育プログラムでも平和教育を取り入れるべきです。

     学校を訪問して討論の場を設けたり、地域でフォーラムを開いたり、新聞に投稿したりして、『9条』の拡大解釈に対抗していくことが必要です。本来の『9条』の目的に基づいた私たちの解釈をもっと広め、支持を得ていきましょう。自分なりの行動を選んで『9条』の大使になりましょう。核兵器を廃絶し、『9条』を守り、戦争を終わらせるために今よりももう1つ行動を起こしましょう。

     私たちがこれを続けていたら、そのうち子や孫たちが聞いてくるでしょう。『ねえ、ママ。昔は戦争があったんだって?戦争って何?』

     私たちにできるでしょうか?Yes we can」。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     日本から池田香代子さん(作家・9条世界会議日本実行委員会共同代表)と土屋公献さん(元日本弁護士会会長)のメッセージがありました。それぞれ印象に残った言葉を紹介します。

    池田さん:「今日の会議の務めは、私たち市民にしか果たしえないものです。なぜならこの務めは、世界平和市民が憲法によってそれぞれの国の交戦権を封印した時に、初めて完成するからです。憲法とは私たち市民が政府に命令するものであって、そこに想定される主語は『私たち市民』なのです。幸いにして私たち日本の市民は、政府に戦争を禁止する憲法を持っています。

     世界の問題の解決手段は2つしかありません。戦争を初めとする暴力か、話し合いか、です。話し合い、つまり民主主義は戦争を否定して初めて本物になるということを、私たちは今一度明記しなければなりません。

     土屋さん:「21世紀になって私たちは、『21世紀こそ世界の歴史が前向きになって恒久平和が実現できる』と期待したのですが、9.11があって、このテロを戦争と名付けて報復行動が起きました。世界は、また逆行した感じです。世界の歴史を元の前進する、恒久平和に向けて前進する21世紀に立ち直らせたい。それが我々の強い望みです。

     第2次世界大戦前は、軍隊を持たない国は7ヵ国でした。それが、20世紀の後半には30ヵ国に増えたんです。相当なスピードで増えています。軍隊を持たない国が増えているということは、世界が前進していることを意味していると思います。

     コスタリカの憲法は、はっきりと戦争を否定しているわけではないが、『9条』と同じ行動をとっている。日本はその逆だということを自覚して、ぜひ日本人としての誇りを持って、この矛盾した状況を下し去り、世界に対して呼びかけていきたい」

     1部の最後は、オーケストラ(東京ニューシティ管弦楽団)演奏をバックにした大合唱「ねがい」でした。池辺晋一郎さんの指揮で、「ねがい」は、広島の中学生が発表した平和宣言を元に作られた歌です。5番の歌詞をみんなで作ろうとのよびかけに、世界30ヶ国の36言語で綴られました。これらを全部合わせると、現在「1,300番」を超えています。

     2曲目は、市民と弁護士が歌うベートヴェンの交響曲第9番第4楽章の合唱でした(指揮・内藤 彰さん)。テノールのソロは、最高裁判事も務めたことがある弁護士の濱田邦夫さんでした。2曲とも、歌った人たちの思いが響きわたり、胸に届く演奏でした。
    posted by: peaceyukichan | 平和 | 10:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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